奥村友美
静岡県浜松市出身。4歳でピアノを始め、第46回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部第1位、野村賞を受賞。東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部卒業時に同声会賞および読売新人賞受賞。大学在学中、弱冠19歳でパデレフスキー国際ピアノコンクール(ポーランド)第1位受賞。2001年に渡独し、財団法人ロームミュージックファンデーションの奨学生として、ベルリン音楽大学ハンスアイスラー及び同大学院にて研鑽を積む。
2005年ケルン国際ピアノコンクール第3位。2006年ゲザ・アンダ国際ピアノコンクール(スイス)第3位を受賞、副賞としてコンサート契約を交わし、ヨーロッパを中心に15か所でリサイタルやオーケストラとの協演を果たす。その演奏は「洗練された色彩豊かな音色のパレットから描き出される音の絵」と評された。また、ドイツ中央放送局との契約によりホルントリオのレコーディングを行う。
2008年ベルリン音楽大学ハンスアイスラー大学院を最高位の成績で卒業、ドイツ国家演奏家資格を取得。同年、ドイツ、チェコ5都市でのコンチェルトツアーも好評を博した。
藝大フィルハーモニア、浜松フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、ブランデンブルク管弦楽団、西ドイツ放送交響楽団、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、ヴィンタートゥール室内管弦楽団、チェコ国立モラヴィアフィルハーモニー管弦楽団など国内外のオーケストラと協演。
NHK-FM「名曲リサイタル」、第30回横浜市国際招待ピアノ演奏会や、ボーデン湖音楽祭、チェスキークルムロフ音楽祭などヨーロッパ各地の音楽祭に出演し、ドイツ、ポーランド、オーストリア、チェコ、スイス、イギリス、クウェート、ブラジルをはじめ国内外にてソロ・室内楽の分野で意欲的に活動する。
2019年10月4日公開、映画「蜜蜂と遠雷」にて栄伝亜夜役(松岡茉優)のピアノ演技指導と手の吹替を担当。
これまでに安倍紀子、故中島和彦、倉沢仁子、播本枝未子、ゲオルク・サヴァの各氏に師事。
現在演奏活動の傍ら国立音楽大学、長野県小諸高等学校音楽科にて後進の指導にあたっている。
公式ホームページ:http://tomomiokumura.com/